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2010年11月14日

furimun [ふりむん]

「ふりむん」… 沖縄方言(うちなーぐち)


「ふりむん」の派生語(?)である『ふら〜』の響きがかわいくて、気になるうちな〜ぐちの一つですおすまし

意味は、『お馬鹿さん』『気違い』がーんなど色々あるそうですが、先日

“「ふりむん」の語源は英語の『foolish』(馬鹿)から来ていて、「ふら〜」の「ら〜」は『player』とかの『〜er』と同じ。つまり『foolish』な『〜er』ということだ”

という都市伝説に遭遇。

実際うちな〜ぐちって『〜er』的な言葉が多いですよね。

「ちるだい」(気怠い) → 「肝」(ちる)が「怠い」ってこと?
を『だや〜』と言っていた沖縄出身の友人がいますが、これも「ちるだい」+「er」のような気がします。  ※あくまで個人的憶測です。聞き流して〜ピース


閑話休題。
で、仮に『foolish』が語源なら、英語が入ってくる前に『ふりむん』的な言葉は何があったのか?という話になりました。

ま、結局、『ふりむん』の『〜むん』は当然『者』で、『(気の)ふれた』+『者』がやはり語源。
『foolisy』説は、沖縄のアメリカ統治の歴史に着眼した、ウィットに富んだ都市伝説ということに落ち着きましたOK


でも、やはり気になって色々調べてみたら、興味深いことが出てくる出てくる!
さすがうちな〜ぐち♪赤(以前も書きましたが、私、うちな〜ぐちスキ〜なのでwハート)


「ふりむん」という言葉は、長い間「(気の)ふれた者」が語源だと思われていたが、最近の研究では、実は「惚れ者」(何かに惚れてぼーっとしている者)からきている言葉で、悪い意味ではなかったらしい説。

他にも「静かに心を奮わせている者」、「ふと日常から外れてしまう瞬間」といった、何かに熱中している状態の人のことを指す場合もあるびっくり!!とのこと。

つまり、馬鹿は馬鹿でも、あることを極めるべく一心不乱に情熱を注いでいる人のことを指し、「○○○バカ」というように使う説。

他にも「ばかもの」以外に「ならず者」「 不良」「やくざ」などのアウトロー的な意味で使用することもあるとのこと。


私は内地の人間なので、当然周りにうちな〜ぐちを話す人はいません。
聞く事が出来る機会は、旅行先で地元の人同士のうちな〜ぐち会話、又はうちな〜やまとぐちを聞く位です。

その乏しい経験と知識の中で感じたことですが、余りうちな〜ぐちには、人を蔑む単語が少ないな〜という感想。
当然、旅行者に対して相手を貶める言葉は使わないとは思いますが(笑)、特に親などをけなす言葉って少ないような気がするのは私だけ?

なので、「ふりむん」は本来は悪い意味ではなかった説に大賛成ですキラキラ 


語源はいずれにせよ、ゴリ(ガッレッジセール)の初監督作品『南の島のフリムン』のコピーにある通り、

「ふりむん」=「愛すべきおバカさん」

ってことでしょうかね〜。ニコニコ


あ、じゃあ私は「うちな〜ふりむん」希望ってことでチョキ



Posted by どぅし at 16:11│Comments(0)くとぅば
 
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